2009/10/30
ORIANTHI PANAGARISは自分には完璧な計画があると思っていた。オーストラリアのアデレードから登場した24歳のギターの巨匠は、MICHAEL JACKSONのバンドの一員として彼のロンドンでのカムバック・ショーに出演することになっていた。また、ソロ・デビュー作にも取り組んでいたが、それはそのショーで女性版CARLOS SANTANAとしての名声を打ち立ててからリリースされるはずだった。
そこに悲劇的な現実が押し入ってきた。JACKSONがステージ復帰のちょうど3ヶ月前の6/25に心臓発作で亡くなったため、彼女の計画はメチャクチャに壊れてしまったのである。
しかし、ORIANTHIは引き下がるのでなく進路を変えることにした。彼女のデビュー・アルバム『BELIEVE』(彼女が作曲し歌い、ギターを弾いている)は元々秋以降に発表される予定だったが、ゲフィン・レコーズがJACKSONの映画『THIS IS IT』の公開の騒ぎに合わせて発売を10/26に早めたのである。「彼女は間違いなく世界最高のギター・プレイヤーだ。LITA FORDをけなすつもりはないけど、比べようがない」とゲフィン・レコーズの社長、RON FAIRは言う。
『THIS IS IT』は世界中の25,000の映画館で10/28に封切られた。『BELIEVE』は映画のサウンドトラックと同じ10/26にリリースされている。
JACKSONの生前最後の3ヶ月間、ORIANTHIはすぐそばで緊密に仕事をしていた。彼の死について「地球上で最大のショーを準備するために3ヶ月間彼と一緒に仕事をしていた参加者全員にとってひどいショックだった。だけど、彼と一緒に仕事をする時間が持てたことを今はとても感謝しているの。あの経験のおかげで私は自分をもっと信じることができるようになったんだもの」
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